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【妊婦さん必読】赤ちゃんの吐き戻しに注意!腸回転異常症(腸捻転) 恐怖の経験談①

妊娠出産

こんばんは。ママ美です。

前回の初投稿が最初で最後になると思っていましたが
自分を奮い立たせて2回目の投稿です(奇跡)

今日はうちの2人目、癒し担当おてつの
生後間もなくのお話を書こうと思います。

皆さん腸回転異常症って知ってますか?

小腸がねじれた状態で生まれてきてしまう先天性異常です。

先天性の奇形の中では一番頻度が高いものらしいけれど、
それでも割合は6000人に1人。

年末ジャンボ宝くじの4等(10万円)に当たる確率が5000分の1らしいので、
それよりも低い確率と思ってください。

10万円なんか当たらないですよね!

でもうちのおてつはその状態で生まれてきました。

もう何年も前のことですが、あの壮絶な日々は今でも鮮明に思い出せます。

腸回転異常症は見過ごしてしまうと命に係わる恐ろしい異常です。

私たちの経験を知り、取り返しのつかないことになる子が一人でも減ってくれればいいなと思います。

おてつの誕生と一抹の不安

9月中旬、おてつは3124gで誕生しました。

当初黄疸の数値が高く、白眼の部分が黄色かったり顔色があまり良くなかった覚えがあります。
あまり泣かない子で、夜もしっかり寝てくれるしなんて親孝行なんだと呑気に考えていました。

そして生後2週間ほどたった、忘れもしない10月1日ぐらい(忘れとるがな)

あれ?おてつ、一昨日ぐらいからうんち出てないかも…
そういえば最近おっぱいの飲みも悪い気がする…
ということでおてつを産んだ産院におっぱい外来も兼ねておてつの診察をしてもらいに行くことに

するとやっぱり体重も増えてない、むしろ出生時より減少。黄疸の数値も高いまま。

でもまあまだ生後2週間だし、体重が増えてないことも黄疸の数値が高いこともよくあること。
次回また見せてもらうからあまり気にせずにねと助産師さんに言われ、予約を取って終わりました。

しかし私ママ美は自他共に認める心配性。気にしますめちゃくちゃ。

その晩から検索魔と化したのですが、そこでまた事件が。

夜シータを寝かしつけ、シーンとした部屋でポチポチ検索しまくっていると
さっきおっぱい飲んで寝たおてつが
急にシャーーーーーーッて吐いた

ほんとにシャーーーーーッて音聞こえたぐらい
しかも吐いた液体の色が、黄色い

長女シータも新生児期とてもよく吐く子でしたが、明らかに吐き方も吐いたものの色も違う。
便秘といい黄疸といいこの吐き方といい、なんだか嫌な予感するな。今晩また同じように吐くことがあったら救急で診てもらおう。
って不安な気持ちいっぱいなまま横になったかな。  

結局その晩はもう吐くこともなくて、翌朝も機嫌悪い感じもなかったので安心しましたが、ママ美の胸はザワザワ。

ということでママ美の母鈴子に大きい総合病院に連れて行ってもらいました。

初めての診察

総合病院って何であんなに待つんかな。

もちろん予約なく初診やから待つ覚悟で行きましたが、待てど暮らせど呼ばれず。
でもママ美としては、やっとここで明らかになる!便秘も黄疸も体重減少も原因が分かるはずや!と心は少し軽くなっていた。が、それは間違いだった。

いよいよ小児科で名前を呼ばれ診察室へ。若い男の先生。

先生「吐き方に勢いがあったのかな?」
ママ美「はい、便秘も黄疸も続いてまして。吐いたものの写真も撮ったんですが、こんな黄色いの吐くことよくあるんでしょうか?」

ママ美写真を見せる。

先生「あるよー!新生児はよく吐くからね。」
ママ美「(…知っとるわ。)上の子もよく吐いてましたが、シャーーーーーッていう吐き方は初めて見まして。」
先生「黄疸も治療が必要なほどの数値ではないからねー。念のためレントゲン撮っとこか!」
ママ美「(…吐き方についてのコメントくれや)わかりました。よろしくお願いします。」

レントゲンを撮ってまた呼ばれて。
先生「レントゲン見る限りでは問題ないかな。浣腸しておこうか。」

看護師さん登場。浣腸。
3日出てないはずなのに、うんち現れず。

先生「もしどうしても心配だったら次回エコーしてみましょう。ちょうど明日空きがあるけど、来られる?」
ママ美「もちろん来ます。よろしくお願いします。」

結局なーんも解決せんかったな。私甘かったな。

うなだれながら帰宅。母鈴子も心配そう。

でも先生がああ言われてるし緊急性はないんやろな。って無理矢理自分を納得させました。

そして夕方ぐらいかな。

おてつまた黄色い液体を吐いた。

マーライオンなんて甘い。もっと直角に、壁にかかっちゃったぐらい。
やっぱりシャーーーーーッて。凄い勢いで。

その晩も何度か黄色い液体を吐いたおてつ。
ママ美心配で寝られず。翌日を迎えました。

2回目の診察

今日はエコーしてもらえる。何かわかるんやろうか。
わかってくれなきゃもう私のメンタルが持たん。

頼む。

普段神様とか全然信じてないくせに
こう言う時だけ神様にお願いするママ美は救われなくて当然やな。

早速エコー。おじいちゃん技師さん。

👴「うーん。とても診にくいな。困ったな。」
ママ美「(しっかりしてくれや)」

もちろん、分かってるつもりです。
そんな都合よく見たいところ見えんよね。わかるわかる。

でも頼むから!見て!

どうにかして見て!もう帰るの怖いねん!
家で吐かれて胸がドッキンドッキンザワザワして辛いねん!

👴「なんとか少しは見えるんやけど、見た感じは問題なさそうだけどね。
小児科の先生にも今動画送るから、診察の時に一緒に診てもらってね。」
ママ美「…ありがとうございました…」

もうママ美、諦め気味。

この病院じゃあかんのかな。それとも私が心配しすぎ?

ほんとにおてつに何もないかもしれない。
それならレントゲン撮ったりエコーさせたりこんな新生児期に毎日病院に連れ出して。
私の心配性のせいで。
可哀想すぎる。申し訳ない。

なんかもう泣けて来た気がする(気がするだけかもしれない)

そして案の定、小児科での診察でも

先生「ほんと新生児ってよく吐きますからね。レントゲンもエコーも問題なかったし、少し気を楽にしてね。お母さん、疲れてるように見えるし、ゆっくり休んで。でもやっぱり黄疸は気になるから、また1週間後に見せにきてください。」
ママ美「…ありがとうございました…」

病院から帰る車で母鈴子に思いの丈をぶちまけた。

本当に何もないかもしれない。それだったら可哀想なことをしている。
レントゲンだってこんな小さい時に放射線浴びせて。私間違ってるんやろうか。と。

すると母鈴子は言いました。
「大丈夫。母親が心配しないで誰が心配するの?自分の直感を信じなさい。
今回は当たってほしくないけど、母の直感は当たるものだよ。」

そう言ってくれたけど、やっぱりママ美の心は晴れなくて。また長い長い夜が来た。

でもその晩は、ここ数日とは違った。

《つづく》

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